イラン、弾圧打ち破りストを続けるサトウキビ労働者
5月20日夜、イラン警察の特殊部隊は、スサのハフトタペ・サトウキビ工場労働者のストライキに対して戒厳体制を敷き、組合活動家を拘束する弾圧を開始した。スサのサトウキビ労働者は17日に続き、18日、19日、20日と6000人規模でデモを行った。
写真:スサの市内をデモするハフトタペの労働者
これに対して警察は20日、近隣の都市から部隊を集め、バスやピックアップトラックに乗ってスサに入り、市の中央や市場、知事公舎、大通りなどに陣取り、市に入る道路を封鎖した。翌朝から、情報省と警察の部隊が労働者の家を襲撃し、26人の労働者を次々と拘束した。
こうした弾圧・戒厳体制の中でもハフトタペの労働者はストライキを続けると宣言し、21日、22日にも3000人規模でデモを貫徹した。
警察は労働者の怒りに追いつめられ、21日に拘束した26人を、一定の脅しをかけた後で解放した。ハフトタペのサトウキビ労働者はストライキを継続し闘い抜いている。(K)