根津さんの闘い都庁を揺るがす 26~28日
「君が代」強制に反対し不起立を貫く教育労働者・根津公子さんは、「処分」が審議・決定される3月28日の都教委の定例会に向けて、連日の激闘をやりぬいた。
今回加重処分で「免職」が下されようとも、「君が代強制」という皇民化教育=戦争への道を阻むために、処分攻撃の理不尽さ、不当さを、すべての力をふりしぼりあらゆる手を尽くして訴える。その根津さんの覚悟が、闘いの一切を規定した。この決起に教育労働者を始め、多くの労働者が年休を取り、勤務を終えた夕方から支援行動に駆けつけた。日を追うごとに、支援者の数は増大した。
26日は町田教組が、「処分をやめろ」との要請行動を委員長を先頭に行った。
27日には100人が都庁に結集し、東京を始め、大阪、奈良、三重、神奈川の教育労働者が先頭に立って闘った。
28日、の都教委定例会当日、都教委は、懲戒処分を行う」と臆面もなく言い放った。そして「懲戒処分」の議案は非公開だとして、傍聴者に退出を命じた。傍聴者はゼッケン、ボードなどを掲げ「根津さんを解雇するな!」「処分を許さないぞ!」の叫びを上げた。教育委員らは狼狽し、職員・警備員を使って排除にかかるが、テコでも動かない。エレベーターホールでも詰めかけた労働者・支援者がシュプレヒコールを響かせ、会場内外が「根津解雇許さない」の叫びに満たされた。
「処分やめろ!」「定例会中止しろ!」「石原こそクビだ!」。100人もの支援者の心が怒りで一つになって、都庁を終日揺るがし続けた。